デパートバンザイ!

2014年12月 4日 (木)

三越伊勢丹は札幌から"撤退"すべきだ

三越伊勢丹絡みで「撤退」だの「閉店」だのといった単語を使う場合は、大阪梅田に出店していたJR大阪三越伊勢丹に事例が集中しがちですが、当ブログは表題の通り、札幌からの撤退を提言します。

札幌には札幌三越と伊勢丹系の丸井今井札幌本店がありますが、もう一つ、伊勢丹と縁の深い百貨店があります。東急百貨店札幌店です。
東急百貨店は二代続けて伊勢丹出身の社長を迎え入れていますが、親密とまでは言い切れません。伊勢丹が中心となっている全国の百貨店共同仕入れ機構
A・D・O(全日本デパートメントストアーズ開発機構)
に東急百貨店は加盟していません。札幌での三越伊勢丹の2店との競合より大きな原因によるものなんでしょうが、当ブログ主は百貨店業界についても全くの素人なので憶測のしようもありません。しかし、東急が加盟していないのは伊勢丹としては画竜点睛を欠いた状態ではないでしょうか。

三越伊勢丹は札幌の直営店から綺麗さっぱり手を引いて、東急百貨店をA・D・Oに加盟させて札幌は東急に任せ、三越伊勢丹としては渋谷や東急沿線への影響力を拡大させる方が得だ―と考えるのは当ブログだけだ、とは思いませんが、ネットに上げるのは当ブログ主くらいでしょう。札幌からの撤退に際しては、

札幌三越:Jフロントに売却→パルコに改装
丸井今井札幌本店:高島屋に売却(丸井今井の名前は函館で残す)

という線が基本となって調整されるかと考えます。
ちなみに、他の共同仕入れ機構としては高島屋主宰のハイランドグループが知られていますが、三越が主宰していたジョイントバイインググループってのもあったんですね。Wikipediaには「三越 10.4.系列店政策」で出ています。
もっとも、A・D・Oは以前より機能を縮小させているらしいですが、今一度あり方を見直してみた方がよいでしょう。A・D・O非加盟の仙台・名古屋・広島・高松・松山の5つの三越のうち、A・D・O加盟の藤崎・名鉄百貨店・天満屋と被る所は仕方ありませんが、競合店のない高松と松山の三越は伊勢丹ではないからというのは加盟を渋る理由にはなりません。いや、仙台三越もパルコを出しているJフロントにとは言いませんが、高島屋に売却して藤崎を盛り立てていった方がいいような気もしますが。

(2015/03/24追記)
三越伊勢丹はA・D・Oの繋がりを弱めていく方針のようなので、共同幹事の松屋(銀座・浅草)とのすきま風など気にならないんでしょう。三越銀座店は高島屋にでも売却したら――というのは三越と伊勢丹の合併成立時よりももっと実現性の乏しい空想になっているようですが、全国のA・D・O仲間を見捨ててでも"百貨店最強"であらねばならないんですかね。

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2014年11月22日 (土)

「ついでに三越伊勢丹HDも解散すべきだ」(鈴木弘治 うそ)

「鈴木弘治」の後には「高島屋会長」と肩書が付きます。

最近当ブログでは百貨店について調べていますが、再編で最大最強になった三越伊勢丹HDはどうも内憂外患まみれのようです。
三越と伊勢丹の内部対立は激しく、そもそも日本の企業では事実上行われないことになっている組合委員長の選挙に、それぞれから候補者を出す事態になっています。

日経メッセ
三越伊勢丹、進まぬ融和、最強百貨店の憂鬱――組合委員長 異例の選挙(2011年8月29日)
https://messe.nikkei.co.jp/rt/news/91405.html

一方で、大西洋三越伊勢丹HD社長兼三越伊勢丹(首都圏の店舗を管轄)社長が進める脱アパレル戦略は"孤立"と評価されています。

ビジネスジャーナル
冬のセールで三越伊勢丹とアパレルが全面戦争!?
http://biz-journal.jp/2012/11/post_1067.html

いずれもやや旧聞に属しますが、逆に言えば今日に至るまで改善の兆しが見えていない、ということでもあります。但し、大西社長以下の経営陣にとってはアパレルとの関係は対立ではなく決裂が望ましいのかも知れませんが。
こんなに内も外もガタガタな最強グループであれば、弱き者の血肉になったとしても激しい違和感が生じるものでしょうか?

具体的には三越伊勢丹HDが丸ごと高島屋の傘下に入ってしまうのです。元々高島屋の鈴木会長は三越との合併に前向きだったのですし、伊勢丹にさらわれたのならカネさえ集まれば伊勢丹ごと三越を喰ってしまえばいいのです。何しろ、高島屋の動きが遅れた一因である重複店舗の問題は三越伊勢丹HDでは解決していない、とも解釈できるのですから。

三越 伊勢丹
札幌 三越 丸井今井
新潟 三越 伊勢丹
福岡 三越 岩田屋

これだけ重複店舗があるのですから、

日本橋・新宿・立川・名古屋・京都・松山・上海・シンガポール

が加わったところで特に問題にはならないのではないでしょうか。その他の近隣店舗の調整(大宮高島屋と浦和伊勢丹)など三越伊勢丹流の一括管理を採用すれば問題というレベルにもなりますまい。

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