宮路拓馬よ、鹿児島市長もアリ…かも
実は当ブログ主、「維新w未来www」という前世紀のカテゴリーで(そこまで古くないか)記事を書きまくっているせいか、なぜ宮路拓馬(自民・九州比例)が元々の地盤だった新鹿児島2区や新3区からではなく、新1区からの立候補を保岡(興治)王国を壊しに行ってまで模索しているのか、さっぱり分かっていませんでした。
南日本新聞で選挙後に連載されたコラム「1減決戦のあと」によると、宮路拓馬は高校まで鹿児島市に住んでいたため鹿児島市への思い入れが強いということで、それで合点がいきました。
しかし保岡三代目・宏武の惜敗率は97.5%、比例重複立候補も出来なかったなどほぼ最悪の形に近い世代交代から僅かな期間でここまで持っていったのは、いくらマスコミが「世襲批判に屈した」と言い募っても保岡王国の総合力を如実に示したと言えるでしょう。そんな訳で当ブログ主は1区の候補者は保岡宏武で決まりだとしか考えられないのですが、では宮路拓馬はこのまま銅バッジで永田町をさすらうのか。
ここで注目してもらいたいのは鹿児島市長・森博幸か4期目であるということです。
多選批判がかまびすしい昨今、森市長の元で大過なく過ごしてきた(多分)鹿児島市役所にもそろそろ新しい主を迎えようとする気運が出てきてもおかしくありません。前回の選挙が2016年11月、次は2020年11月となれば宮路拓馬が鹿児島市長選に出るなら、オリンピック後に行われるであろう衆院選には出馬せず地盤固めをするのが最善に近い判断となります。
宮路拓馬が鹿児島市への思い入れが強いのであれば、中核市筆頭である鹿児島市の市長は衆議院議員と比べて見劣りするポストとは言えません。このまま保岡王国と内戦を続けて山之内毅(維新・元)が漁夫の利を得るならまだしも、テニアン川内博史(立憲民主)王国を鹿児島に作られるのは鹿児島のみならず全国的にも損失が大きい、と当ブログ主は考えます。
ただし、森博幸は現在68歳であり、前任の赤崎義則が5 期20年勤めたことを考えれば自分ももう一期勤めたいと考えていてもおかしくありません。枕崎や南九州市が主たる基盤の宮路後援会の意向を除けば、この点が「鹿児島のイケメン市長・宮路拓馬」誕生の最大のネックと言えましょう。
(敬称略)
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