« 北陸新幹線は東海道新幹線の代替にならない? | トップページ | 石井幸孝マジ語り損m9(^Д^) »

2014年4月 4日 (金)

梅原淳氏から読者への返信(2)

また梅原淳さんからのメールを転載します。

―― いつもお世話になりありがとうございます。

ご意見をいただきましてありがとうございます。いくつかお読みいただきたい参考資料がございます。まずは『日本国有鉄道百年史』に次ぐ正史として認識されている『日本国有鉄道民営化に至る15年』(運輸政策研究機構編、成山堂出版、2000年7月)をどうかご一読ください。当方の主張などいまさら述べるべきものではないことがおわかりいただけることでしょう。

それから「鉄道事故調査報告書西日本旅客鉄道株式会社福知山線塚口駅〜尼崎駅間列車脱線事故」(航空・鉄道事故調査委員会、2007年6月)にも目を通していただくことを勧めます。お寄せいただいたご意見は本報告書で導かれた事故の原因を否定するものと思われます。そうしたお考えはもちろん尊重しますが、まずはこちらを論破してからかと存じます。

このようなお考えは決して特殊なものではありません。むしろ今日の鉄道メディア界を支配する考え方です。当方の主張とは相いれない執筆家の方に土屋武之氏がいらっしゃいます。貴見は土屋氏と共鳴する部分が多いことと当方は考えます。土屋氏とご連絡を取られ、共同でご意見を発表されてはいかがでしょうか。

以上、取り急ぎ返答申し上げました。どうぞよろしくお願いいたします。(――個人情報関係の記述を改変 転載者註)

梅原淳さんと土屋武之さんのさや当ては当ブログでもネタにしましたが、
鉄道よもやま話
篠ノ井線で発生したデッドロックについて
(2012/07/24)
http://blog.umehara-train.com/?guid=ON&eid=989797
「鉄道の未来予想図(土屋武之)」書評(梅原淳 大うそ)
http://app.f.m-cocolog.jp/t/typecast/1525029/1537329/90327077
「名門出版社が小遣い稼ぎ」云々は当ブログの冗談ではなくご本人がその通り書くかもしれない文章、になるんでしょうか。さすがに土屋さんのブログにメールを張り付けるのはまずいですし、「「読め!」言われた2冊とも手に入れるのも読み砕くのも大変やなぁ」とぼやきつつ、梅原淳のヤバさに怯えるしかない……なんかヤやな。

しかしよく考えたら、そろそろ『日本国有鉄道民営化後の30年』が編纂されてもおかしくありません。当ブログとしてはやはり、早いうちから

梅原淳は国土交通省の調査に監修と提言を行ったことがある(高速鉄道における知的財産動向実態把握調査 国内編・同海外編)とはいえ、鉄道に関する見識に重大な疑念を拭えないので編著者に加えることはできうる限り避けて頂きたい。

と言明しておくしかなさそうですね。

そういえば、このメールが掲載されたコメントに「ドヤ顔」とありまして、私、一つ思い出しました。長くなりますが引用します。

"冒頭から私事で恐縮だが、本章(第三章 幹線の鉄道の未来)と非常に関連の深い話なので紹介させていただきたい。僭越ながら、筆者はマスメディアでコメントを行う機会をいただくことが多い。その際、マスメディア側の担当者が決まって言うことがある。
「日本の鉄道は『外国』と比べて優れていますよね」と。
プロローグ第六項で述べたように、日本の鉄道は確かに発達している。これは間違いない。だからといって、外国と比べる必要はないだろう。外国には外国の、日本には日本の事情があって鉄道が存在しているからだ。
筆者はいま挙げた趣旨でやんわりと答えるようにしているのだが、マスメディアの担当者のなかにはどうしても外国と比較したい人も多い。筆者から何とかして「日本の鉄道のほうが優れている」というコメントを引き出そうとあまりにしつこく食い下がったものだから、筆者はこう答えた。
「日本の鉄道は大正時代までに主要な幹線が整備されたいっぽう、地形上の制約から高速道路網の構築が他の先進国と比べて遅れたため、旅客の輸送量が大きく落ち込まなかったからです。貨物の輸送量は高速道路の有無に関係なく、昭和50年代以降一貫して落ち込んでいます」
この回答は幹線の未来に関して述べる本章の結論でもある。"(梅原淳「鉄道の未来学」角川書店 P144〜145)

マスコミから食い下がられたのが事実と仮定して、一言。
お仕事とはいえ、相手が悪かった。犬に噛まれたと思って、狂犬病を移されんかっただけマシやと思ってください。(マスメディアの担当者の方へ)

(05/01追記)
「土屋(武之)氏」が「山口(修司)氏」(Amazonで「JR崩壊」に最初にレビューを書いた鉄道ライター)でも梅原さんの本音としては変わらない、と見ます。
"「JR北海道は、新幹線の営業利益を確保できる」は筆者(梅原)の知る限り、全くの事実無根である。まさかとは思うが、評者(山口)は整備新幹線の線路使用料というものを知らないのだろうか。現在の鉄道メディア業界の惨状では、このレベルのブロガーが"鉄道ライター"を自称しやすい環境が醸成されるのは確かだが"
"「利用者負担か納税者負担かの違いであり、本質的には同じ」との記述のどこに本質があるのか筆者には理解できないが"
くらいは書きたそうだと思います。

|

« 北陸新幹線は東海道新幹線の代替にならない? | トップページ | 石井幸孝マジ語り損m9(^Д^) »

「JR崩壊」?」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 梅原淳氏から読者への返信(2):

« 北陸新幹線は東海道新幹線の代替にならない? | トップページ | 石井幸孝マジ語り損m9(^Д^) »